想い出を引き継ぐ家

住宅を作らせていただく中で良く古い古民家に使われていた古材を利用しています。古材を使うからと言って材料費が安くなる訳でもなく、価格は新しい木材とほぼ同等です。では、なぜ古材を使うのか。

古材は乾燥しているために強度的には新しい材料よりも強いですし、見た目の風合いもカッコいいという理由もありますが、私が一番大切にしたいのは「思い出」「想い」として伝えて欲しいからかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

この家は、古い家におばあちゃんが独りで住まれていましたが、道路の拡張に伴い壊さなければならなくなり、家の近所に新しい土地を購入し家を建てる事になりました。息子達が将来別荘として使用できるような感じで和風ではなく洋風のデザインで、子供達が帰って来ても泊まれるスペースは欲しいが、独り暮らしなのであまり大きな家はいらない、農機具などを収納出来るガレージのようなものも必要等の事でした。

新しい家は年を取られたおばあちゃんに取っては馴染みにくいものですし、尚更今まで住んで来た和風ではなくて洋風の家にするなら何か落ち着いて安心出来る家にする為のモノが必要です。そこで私が提案したのが古材でした。

使用した古材は屋根を支えていた天井裏の古材ですから前の家でも直接見ていた訳ではありません。しかし、前の家を解体して取り出した古材を新しい家に使うプロセスを見ていただく事で愛着ある世界に二つとして無いかけがえのない思い出の品に生まれ変わったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思い出は胸の中にそっとしまっておく事も大切ですが、このように今までは愛着の無かったものに命を吹き込み、思い出の品、新築住宅なのに「思い出」あふれる家にする事が私の「想い」です。

 

 

10月19日開催決定!!

住育サミット in 東京 2012    ~大震災時代に家族を守る、 住育の「いま」と「これから」~

本格的な少子高齢社会、人口・世帯減少社会が到来する中、現在及び将来における国民の豊かな住生活の実現を目指して「住生活基本法」(平成18年法律第61号)が制定されるとともに、同法に基づき「住生活基本計画(全国計画)」が策定されました。住生活基本法の目的とする国民の豊かな住生活を実現するためには、国・地方公共団体、民間事業者、居住者等の様々な主体が相互に連携・協力することが必要です。

また、国民一人ひとりが住宅の品質・性能やその維持管理、リフォーム等に関する必要な知識を有し、市場において適切な選択を行うとともに、地域における良好な居住環境の形成に関して積極的な役割を果たしていくことが求められます。

国土交通省の主唱により、平成元年から毎年10月を「住宅月間」と定め住生活に関連する啓発活動がおこなわています。平成19年度には、前述の「住生活基本法」の制定及び「住生活基本計画(全国計画)」の趣旨を踏まえ、「住宅月間」の名称を「住生活月間」に改められシンポジウム、住宅フェアなどが各所で開催されています。

我々住まい教育推進協会でも住育検定を通じて住まいに関するさまざまな問題を考えてもらう場として日本健康住宅協会さんが制定した10月19日に住まいに関する討論イベントを開催する予定です。

 

詳細は決まり住まい教育推進協会HPにてお知らせ致します。
http://www.hepa.or.jp/

Author Profile

川上 幸生
川上 幸生
川上 幸生(かわかみ ゆきお)
1967年1月15日 大阪出身

二級建築士
愛媛県木造住宅耐震技術者
インテリアコーディネーター
照明コンサルタント
住宅断熱施工技術者
下水道責任技術者
古材鑑定士
古民家鑑定士
伝統資財施工士
住宅建築コーディネーター

大阪でお菓子会社にて商品開発やパッケージデザイン、
デパートのショーウィンドウや店舗の設計施工を経て
現在は愛媛に移住して今までの経験を活かし人に優し
い本物の家づくりを目指し「お客様に感動をあたえる
家づくり」を心情に住宅の設計やデザインをメインに
活動中。

主な活動
厚生労働認可財団法人職業技能振興会認定資格 
古民家鑑定士伝統資財施工技術士 教本執筆並びに講師

一般社団法人住まい教育推進協会 会長
株式会社アステティックスジャパン 事業統括本部長
愛媛インテリアコーディネーター協会 会長
四国中古住宅流通活性化協議会 理事
全国古民家再生協会連絡会議 事務局長
ケイズデザイン二級建築士事務所 代表

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