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楽しむこと

楽しいと楽しむこの二つの言葉、
「い」と「む」の違いだけなのですが、大変大きな違いがあります。
「楽しい」を単純に辞書をひくと、
〈満足で愉快な気分である。快い。〉というような言葉が出てきます。
また、「楽しむ」を同様に調べてみると〈楽しく思う。
期待をかけそれを喜ぶ〉とあります。

「楽しい」というのは結果にたいしてどのように感じるか
というような印象を受けるのにたいして、
「楽しむ」というのは、結果に対する過程の中で、
どのようにそのことに対して向き合うかということを
表現していることが良くわかりますし、
仕事などでいう「生きがい」と表現される部分もたぶん、
この「楽しむ」というところからきているのだと思います。

 

トップアスリートの人たちの口から、
「緊張感を楽しむ。」という表現が良く聞かれます。
緊張感という言葉は、プレッシャーという表現も含め、
精神的にはストレスにつながる要素も少なくないはずなのに、
あえて「楽しむ」という言葉が出てくるというのには、
理由があるからなのだと思います。

 

自分自身が覚悟をもって主体的に取り組んでいかないと、
いろいろな苦難を
乗り越えられないということにもつながっているのだと思います。

 

自分自身が覚悟を持って「これをやり遂げるんだ・・・」
という気持ちで取り組んでいけば、
いろいろなアイディアも浮かんでくるし、それをチャレンジする・・・
この繰り返しが結果的に「楽しい」というものにつながってくるのです。
「楽しい」を思えることが、次々と広がってくるのだろうと思います。

 

物事に熱中している人たちの眼差しをみると、
決して嫌々ではなく、まさに「楽しんでいる」という表情に見えるのは、
真摯に取り組むことで楽しく思えることが
普通の人よりも多くなっているからなのかもしれませんし、
仕事などでいう「生きがい」と表現される部分もたぶん、
この「楽しむ」というところからきているのだと思います。

 

「どうせやるなら、楽しもう」
これが 「造り手」も「住まい手」も家づくりの基本に有るコトだと思います。

Author Profile

井上 幸一
井上 幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。