Skip to content

土壁の作り方

古民家の壁には土で作られた壁が用いられる。
「土壁(つちかべ)」あるいは「日本壁」と呼ばれる。
土壁の土はその土地や風土で特徴があり、
それらを生かすために地域によっては室内側と外部とで塗土を替えたり、
土作り気候に合わせて作業の時期も替えたりしていた。

土は柱間に「小舞(こまい)」と呼ばれる下地を作り、
「荒壁塗り(あらかべぬり)」、「下塗り(したぬり)」、
「中塗り(なかぬり)」、「上塗り(うわぬり)」に
分けて塗り厚み増していきます。

下塗り・中塗り用の土は、
近くの山土、田畑の土、川土などの、乾燥後の硬化性がよく、
粘度良質で灰汁の少ないものを採取する必要があり、
最近は入手 が難しい為産地などから取り寄せることが多い。

下塗り・裏返し塗り用の土は、藁と水、必要に応じて糊を加えて練り、
地面を掘って周囲を高くした場所に水を 十分に貯えて3週間以上熟成させ、
期間内に1~2回練り直しを行ったものを使います。

Author Profile

井上 幸一
井上 幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。