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間伐の必要性

苗木を植えてから15~20年位経ち、木々が成長してくると、
林の中が混み合ってきます。
そのまま放置すると隣り合った木々の枝葉が重なりあい、
根も十分に張ることができなくなり、

木々が健全に育つことが難しくなります。
そこで木の間引き「間伐」を行います。

間伐により木々の密度を調整することで、
木々どうしの競争を緩和させることができます。
間伐は残された木を健全に育てるために、
林業では必要不可欠な作業です。一本一本の木が適度な間隔を保ち、
太陽光が木の根本や地面まで十分に届く環境の中で
森林は豊かに育ちます。また、間伐を行うことにより、木々が健全に成長し、
質の高い木材を生産することができます。
間伐は秋から冬にかけて行ないます。
しかしながら、コストや人材・技術者不足などの理由で
間伐の実施が困難になっている現状もしばしば見受けられます。
木々 の形質に重点を置いて、
あらかじめ伐る木を決めて行う間伐が定性間伐です。
基本的には、成長のよくない木、ひょろひょろとした木、
曲がった木などから順に 伐って行き、優良木を残します。
そのため、定性間伐では、間伐木の選定が大切です。
間伐の方法として主流となっています。
立木の密度に重点を置いて、
残す量をあらかじめ決めて行う間伐が定量間伐です。
定量間伐の一種で斜面の上下に沿って列状(筋状)に
間伐する方法です。
列状間伐は「部分皆伐」と言われることもあります。高性能林業機械によって、
低コストで効率的に間伐ができる新しい方法です。
3列を残して1列を伐採する「3残1伐」や「4残1伐」など、
森林の状況により方法を選択します。
列状間伐では、定性間伐のように伐採する木を選ばず、
効率を優先するため、優良木を伐採してしまったり、
不良木が残ってしまうという短所もあります。
伐採した木の良否によって、使い道を分けることができれば、
合理的な間伐方法になるでしょう。

Author Profile

井上 幸一
井上 幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。