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不便から生まれるコト

夢のみずうみ村
施設は『バリアアリー』です。

介護施設なのに「手すり」がないのです。
この施設では、お年寄りたちが手すりに頼らず歩いています。
さらに、2階に行くには急な階段。
あえて不便にすることで、日々の生活の中でリハビリになるようにしています。
とっても不便な「バリアアリー」。
体の機能が回復するお年寄りもでてきて、全国的に注目を集めています。

 

・スマホを忘れると、番号を思い出せず電話できない
・家電の機能が多すぎて使いこなせない
・子どもが通信販売で何でも買うため、宅配便がよく来てかえって面倒
など京都大学は川上浩司教授は
「何でも『便利にすればいい』じゃダメだ。」
とインターフェース設計において
『不便益(ふべんえき)』視点を入れ設計をしています。
「不便益」とは不便にすることでメリットが生まれるという考え方です。

デジタルの時代だからこそ、アナログ的な能力をどう維持するか。
それを真剣に考えなければいけない時代なのかもしれません。
便利な世の中になりました。
しかし
不便だったら不便なように克服していく方法を自分なりに体験し
気がついたら知らず知らずのうちに克服していくのが人間です。
不便は手間だが役に立つことも多くあるようです。
何か大事なこと忘れているのかもしれません。

今の時代
『手間や時間をかける』こそ価値が上がるのかもしれませんね。

Author Profile

井上 幸一
井上 幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。