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ローカル線

平成の30年間で廃止されたローカル線はの総延長はおよそ1600km。
新幹線で東京駅から鹿児島中央駅までの距離(1325.9km)よりも長くなります。

よく聞くのは「第三セクター」でした
その成否は何処にあったのでしょうか?

三陸鉄道(岩手県)は、国鉄から引き継ぐ形で1984(昭和59)年に開業。
想定では初年度、約9800万円の赤字になる見込みでしたが
ふたを開けてみれば約2600万円の黒字でした。
国鉄時代より運転本数を多くして利用者を増やし
さらに車掌が乗らないワンマン運転を導入するなどしてコストを削減。
線路を無償で借り、国から1kmあたり3000万円「転換交付金」があり
黒字経営を続けていました。

しかし沿線人口が減り利用者が減少。
2009(平成21)年には「公有民営」の経営に移行しました。
「公有民営」とは、施設の全部または一部を沿線の自治体が保有し
運行事業者に無償で貸し付ける経営方式のことです。
鉄道を維持するための費用の大半が「自治体持ち」です。
いわゆる「税金」です。

鉄道廃止後、その代わりとして走るバス考えられますが
どちらにしても「人口減少」ですから厳しい経営になることは見えています。
人口減少問題は、鉄道会社やバス会社でどうにかできることではありません。

そうした状況を打破するのは
車体をキャラクターで装飾したりして、地域外からの利用者の誘致です。
すなわち「観光」しかその手段はないと思います。
赤字で鉄道・バスが廃止されると、益々地域が不便になって衰退します。

Author Profile

井上 幸一
井上 幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。