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「格差」と「差別」

87歳という高齢者の暴走運転による事故「池袋暴走事故」

75歳以上の人の運転免許証自主返納率は4.7%です。
車は凶器と言われていますから
高齢者が「車の乗らなくてもいい社会」にしなきゃならないと思います。

さてそこで生まれた「上級国民」という言葉。
「一般国民」と対をなす言葉として用いられています。

事故を起こした加害者は元高級官僚でした。
農機大手クボタの副社長も務めていた人で
平成27年には叙勲・瑞宝重光章を受章しています。

警視庁は証拠隠滅の恐れがないと判断して
逮捕せず任意で捜査を進めています。
それどころか「さん」付け報道に
ネット上では
「上級国民だから逮捕されないのではないか?」
という意見が飛び交っています。

 

実際Twitterでは
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神戸で5人はねたバス運転手は、逮捕されて
「大野容疑者」と報道される。
池袋で10人はねて2人死亡させた自家用車運転手は
逮捕もされないで「飯塚さん」と報道される。
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神戸のバス運転手は
事故後轢いてしまった人を救護していた→現行犯逮捕
豊島区母子死亡事故
事故後、車から降りもせず息子に電話していた→逮捕されず
いまだに、さん付けなのは何故?
本人も怪我をして入院したから?
職業ドライバーではないから?
退職前の職業から忖度して?
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など過去にも
2013年に元首相の孫と結婚した著名な女子アナウンサーが
2018年には元東京地検特捜部長の弁護士が
それぞれ乗用車を運転し死亡事故を起こしたものの逮捕されませんでした。

対して
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2018年に軽トラックを運転し死亡事故を起こした
今回の運転者と同じ87歳の男性は逮捕されています。
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警察も「忖度」あるのか?と考えさせられます。

「富裕層」とか「セレブ」となると
経済的優位な立場を表すものですが
それはそこに至るまでの
「努力」というものも介在する場合があるので
一概に批判対象として用いられる
「上級国民」の概念とは一致しないところもあります。

地位や環境から得られる特権を利用することは
「上級国民」に該当すると思います。

「格差」と「差別」は違います。
「差別」の裏には「アンフェア」があり
アンフェア社会を生き抜く知恵をつけることが大事。

それを再認識させられた「事件」でした。

Author Profile

井上 幸一
井上 幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。