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ポテトチップスから考える

カルビーが
6月1日の製造分から変更
円筒状の容器に入った「ポテトチップスクリスプ」を
賞味期限は12カ月から13カ月に延長しました。
10月1日製造分から
袋入りのポテトチップスの賞味期限を4カ月から6カ月に延長します。
食品ロス削減や作業効率改善に向けた取り組みの一環です。

期限表示には「消費期限」と「賞味期限」があり
品質の劣化が早いものは「消費期限」、
品質の劣化が比較的緩やかなものは「賞味期限」を製品に記載しています。

現在日本では食品廃棄物の多さが問題になっています。
その中でも
「本来食べられるのに廃棄される食品」を食品ロスと呼びます。

・形が崩れたりした規格外の加工食品
・賞味期限切れ加工食品
・家庭、飲食店での食べ残し   などが問題になっています。

農林水産省発表の資料によると、廃棄物処理法における食品廃棄物は
【食品関連事業者】806万トン
(内、可食部分と考えられる量:330万トン)
【一般家庭】870万トン
(内、可食部分と考えられる量:302万トン)
合計で食品廃棄物は【1,676万トン】、食品ロスは【632万トン】
と言われています。
キログラムに直すと63億2千万キログラム。
10kgのお米が6億3千2百万袋分の計算です。
これは世界全体が援助している食料の量の約2倍に相当するらしく、
その廃棄コストは年間2兆円だそうです。

食品流通業界には、3分の1ルールというものがあります。
製造日から賞味期限までの
合計日数の3分の1を経過した日程までを納品可能な日とし、
3分の2を経過した日程までを販売可能な日(販売期限)とする
商慣習的なルールです。

近年は
「廃棄料金を支払うよりも、安価で販売する」という発想から
訳アリ商品として消費者の手元に届くことも増えています。
大手通販サイトでも「訳アリ」はひとつのカテゴリとして
成立するほど、実は需要のあったジャンルとして確立しています。

住宅業界でも
「まだ十分住めるのに解体廃棄する」が多いと感じます。
特に「日本の住文化古民家」は立派な古材等使われているケースが多く
もう同じ建物を建てることは難しくもったいなく思います。
簡単に「解体した方が安くつく」という時代は終わったと思います。

Author Profile

井上 幸一
井上 幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。