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「Recycle(リサイクル)」から「Reduce(リデュース)」へ

レジ袋有料化が増えてきました。
原因はプラスチックごみの不法廃棄問題です。
世界の海に存在しているといわれるプラスチックごみは合計で1億5,000万トン
年間800万トン(重さにして、ジャンボジェット機5万機相当)が新たに流入しています。
プラスチック製のレジ袋が完全に自然分解されるまでに1000年以上かかるとの研究もあり
いったん海に入り込むと環境にとても長い間影響を与えることになります。
ペットボトルやレジ袋、食品トレーやストローなど
一度利用されただけで捨てられてしまう「使い捨て用」に使われることの多い
パッケージ用のプラスチック生産が
プラスチックごみの量を増やすのに大きく影響しています。
2050年にはプラスチック生産量はさらに約4倍となり
「海洋プラスチックごみの量が海にいる魚を上回る」そうです。
日本のプラスチック生産量は世界第3位となっています。
1人当たりの容器包装プラスチックごみの発生量は世界第2位だそうです。
国内で年間に流通するレジ袋の枚数は推定400億枚で
1人当たり1日約1枚のペースで消費されています。
また、ペットボトルの国内年間出荷は227億本に達します。
廃棄プラは焼却や埋立てで処分されますが
焼却となれば公害問題を引き起します。
リサイクルにより再利用することが望ましいもですが、
複合材料化された廃プラは再利用が困難です。
日本は年間150万トンのプラスチックくずを
「資源」という位置づけで中国に輸出していました。
しかしそれは、中国国内に深刻な環境汚染をもたらしました。
汚れた状態で輸入される廃プラスチックをリサイクルするには、
人件費の安い農民が、丁寧に仕分けをして汚れを洗い落とします。
その時に出る汚泥や、洗浄に使う薬品の多くが、
川などにそのまま流されていました。
土壌からは鉛や水銀などの物質も検出されるようになりました。
環境汚染を引き起こす海外の資源ごみはもはや受け入れられない・・・
中国は「ゴミ輸入禁止」という国策大転換をしました。
その行き先として東南アジアの
タイ、マレーシア、ベトナム、インドネシアなどに向かうことになりました。
豊かな国のごみを貧しい国に送っていいという発想は受け入れられない!
東南アジアも怒っています!
Reduce(リデュース):ごみの発生・資源の消費をもとから減らすこと
Reuse(リユース):ごみを繰り返し使うこと(再利用)
Recycle(リサイクル):ごみを資源としてふたたび利用すること(再資源化)
焼却と地球温暖化から世界は
「Recycle(リサイクル)」から「Reduce(リデュース)」へと流れが変わっています。
SDGs運動が盛んです。
持続可能のための17のグローバル目標です。
今までの企業の持続可能性の概念は
「企業として収益を上げ顧客の信頼を得て企業として存続し続けること」でしたが
今は
「地球環境の保護のための活動」となりました。
「地球環境の保護に貢献できないようならば、企業として存続すべきではない!」
とまで言われます。
「古民家再生」と共に「新民家」・・・私は当たり前の時代になったと思います。
「古材のReuse(リユース)なんて当たり前の時代」なんだと思うんです。
その世の中との戦いに勝たなきゃ「未来の子ども達の為に」ならないんです。

Author Profile

井上 幸一
井上 幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。