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“付帯工事”に気をつけて

モデルハウスや展示場に行かれた方、
「うちは坪単価○○万円です!」と営業マンから言われたことはありませんか?

そう言われると、
「坪○○万円で家が建つんだ」と思ってしまいます。
それが普通です。
でもその坪=○○万円だけでは家は出来ません。

一般的に、建築工事は「本体工事」と「付帯工事」に分かれます。
「坪単価○○万円」というのは、「本体工事」にかかる費用のこと。
なので「この家を建てるには、坪単価○○万円の本体工事と、別途付帯工事費用がかかります」というのが本来正確な表現なのです。
では、「本体工事」の費用に含まれない「付帯工事」とはいったいどんな工事なのでしょうか?

 

1:地盤改良工事

「地盤改良工事」とは、「地盤調査」(住宅などの構造物を建てる前に、その住宅を支える地盤の強度を調べること)を行い、
地盤が弱いと診断された土地に対して、これから建設する建物に耐えうるだけの地盤補強を行なうことを言います。

地盤改良が必要にもかかわらず対処しなかった場合、
「不同沈下」(地盤のゆがみにより、建物が不揃いに地中に沈むこと)をおこす可能性が。
不同沈下がおこると、ドアや窓の開閉の困難や、家が傾く、などの可能性があります。

「地盤改良工事」は目に見えない部分であるため、あまり費用をかけたくないと思われがち。
しかし上記のような被害がでると、満足して快適に暮らせなくなります。
建物の価値だって下がるでしょう。建物を建てるときには必ず地盤調査を行い、その地盤にあった対処をとることが必要です。

 

2:給排水工事

●給水工事
まず敷地内に、給水の引き込みがあるかどうかを確認。
敷地内に引き込みがない場合、前面道路の本管からあらたに引き込むことになりますので、別途費用がかかります。
また、前面道路が公道であれば問題ありませんが、前面道路が私道なら、その所有者に道路の掘削許可をもらわなければなりません。

●排水工事
敷地内からでる排水には、トイレからでる汚水、キッチンや浴室からでる雑排水、雨樋からの雨水などがあります。
これらの排水は、敷地内にある「最終枡」とよばれる枡に集められ、敷地の外へ流れていきます。
「最終枡」に集められた排水の処理方法は2つ。
「道路に設置された下水道に直接放流する」方法と「浄化槽を通して処理する」方法です。

下水道施設がない場合には浄化槽を設けますが、
汚水と雑排水を一緒に処理できる合併浄化槽では、1家族4名用で約100万円程度の費用がかかります。
浄化槽が必要なエリアでは、付帯設備にこうした費用も含まれているのです。

 

3:ガス工事

敷地の前面道路に都市ガスの本管が通っていれば、そこから都市ガスが引きこまれているはずです。
敷地内にガスのプラスチック杭があれば、敷地内に引き込まれている証拠です。

 

4:外構工事

外構工事は、そこに暮らす人の好みによって大きく内容や費用も異なります。
隣接する住戸との境界を、ブロックやフェンスなどで仕切るケースがあります。
隣接住戸との境界は、「境界杭」や「境界プレート」などで確認をしましょう。
もし境界の目印になるものがなくて境界の確定ができない場合、隣接住戸の土地の所有者による立会いのもと、
境界を確定しなければなりません。
境界確定後、あらたに杭やプレートを設置する場合、費用は原則として隣同士で折半です。

 

5:カーテンやエアコンなど

カーテンやエアコンなどがオプション商品として用意されていることもあります。
この「オプション商品」を購入するときは必ず、契約相手の確認をしてください。
たとえ売主から紹介された会社であっても、
オプション契約書に売主の名前が記載されていなければ、売主の保証は受けられないのです。

 

以上が一般的に“付帯工事”と言われるものです。
ただ、施工会社によって異なりますので、見に行った展示場や
聞きに行った工務店にはきちんと“付帯工事”について問い合わせてみましょう。

Author Profile

鈴木 健規
鈴木 健規
栃木県那須塩原市に建築・不動産の事務所を構え、
地域密着の企業として毎日奮闘しております。

座右の銘:資財循環させるコトが、未来の子供たちにコトを伝える

『建てては壊す』というフロー社会の今、日本の人口は減っているが建物は増えているという現状があります。私達は未来の子供たちに残す建物を遺す為、産業廃棄物とならない建物を創りそれを遺すことが~資財循環させるコトが、未来の子供たちにコトを伝える~ということに繋がっていると考えています。ただ単に作ったものを残すだけでは廃屋化が進む日本が目に見えています。世代を通じて住める家創りすることがフロー社会からストック社会に、資産となる住宅を私達から次の世代、さらに次の世代へと受け繋げることが、私達の役目だと考えています。

現在はこれまでの経験を活かし、店舗リフォームなどをさせて頂いたお客様などにアフターサービス業としてHP作成や葉書・パンフレット・チラシ作製、名刺作成なども行っています。作って終わりではなく、店舗作成後もお手伝いさせて頂く事によって、より多くの方に知って頂ける為に営業や経営のサポートをすることも、私達の大切なサポートの一つであり、お客様に喜んで頂ける為のお手伝いであると考えております。
また、建築業や中小企業へ講師としてお話させて頂くことも業としています。

≪日々、掲載中≫
鈴木健規オフシャルサイト
suzukitakenori.com