木材の乾燥

木材の乾燥

【木】は「吸放出性能」が高い商品です、

蒸し暑い夏(梅雨)は湿気を吸ってくれます。
ですから「木の含水率」は高くなります(23%〜26%)

また乾燥する冬は湿気を放出してくれます。
ですから「木の含水率」は15%〜18%程度になります。

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ということは・・・「当社の木材は乾燥材で含水率は20%以下です」は
吸放出している木材(生きてる木材)ではあり得ないことです。
無垢の木ではなく、木の性能の低い木ということになります。

機械乾燥をするとそうなります。
ですから
・手鉋が当たらなくなります。
基本的に「樹」は「樹の根元から水を吸うので、木になっても水は根元から排出します」
木の側面からの水の排出は時間が相当掛かります。
それを「無理やり」しようとすると、木の中の「セルロース」(ブドウ糖からできています)
もいっしょに抜けてしまいます。

セルロースは「木の細胞と細胞をくっつける役割」があるので
木の特徴である「年月と共に強度が増す」が無くなり、寿命の短い「木」にもなります。

今の「木造住宅」の7割は「木の姿をしたニセモノの木」で家を建てています。
案外そのことを「建築屋さん」は知りません。

知らないこと・・・そこに問題が有ります。

「構造」「機能」「価格」「デザイン」など・・・・
それより大事なコト「安全」「安心」「長持ち」など・・・だと思います。
その上に「構造」「機能」「価格」「デザイン」などがあるべきと私は考えます。

皆さんはいかが思いますか?

Author Profile

井上 幸一
井上 幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。

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