Skip to content

土台に良い木とは?

一般的に家を建てるときは、まず土台が有ります。
柱は杉材、梁は松というのはなんとなく分りますが、例えば
土台にしても、桧が良いと思ってる人が多いと思います。
業者の方でも桧で有れば大丈夫と考えてるようですが、ホントにそうでしょうか。

NEC_3199

木というのは、木口をみると分る様に外側の白い部分(辺材)と中心部の
赤みのところ(心材)とに分かれているのが分ります。
木に馴染みの無い方は、一度木の木口を見てみてください。

この辺材に当たるところというのは、糖質やデンプン、タンパク質といった
微生物の養分となる物質が多く含まれているため腐朽しやすいのです。
家において土台というのは、地面に一番近く、また雨の跳ね返りなど
水分の影響を受けやすい場所でもあります。

心材のところは、水分も少なく、細胞膜が固く腐朽に対しても強いということです。
ですから、土台は桧でさえ有れば良いということではないのです。
つまり、使用する全断面が心材で有ることが耐久性の高い土台ということに成ります。

 

Author Profile

井上 静夫
井上 静夫
1955年、福岡県八女市生まれ。中学卒業と共に、大工の修行に入る。6年の修行の後地元八女に戻り工務店で働くこと10年。その間1979年に2級建築士を取得、建設科、建築科の職業訓練指導員となる。1985年建設業の許可を取得井上建築を開業する。自然素材に特化した家造りを手掛ける。1997年には労務管理士、1999年被災建築物応急危険度判定士を取得、2005年下横山神社、仏閣建築に関わり委員会より表彰、2010年古民家鑑定士、伝統資財施工士、古材鑑定士、古材活用士となる。現在も自然素材に拘った家造りを行っている。