土地と建物の工夫
こんにちは。モノコトデザインの日吉です。
世の中の景気が少しづつ動き出しました。
景気と共に土地の値段も少しずつ変わってくると思います。そんな中、今回は土地と建物の関係について。
現在の家を建てる特徴として敷地が狭くなってきています。
今の土地の販売方法としては、元々百坪近くあった土地を半分に分筆して、
2つの土地として売っている事が多いです。
その為、土地の購入面積は小さくなっています。
この事で、土地に対して建物がいっぱいに建っている事が多いです。
建物の占める割合が多いとどのような問題を起こすかといいますと
1 土地いっぱいに家がたつことで庭や緑、土の部分がなくなります。
さらに車庫までコンクリートを打つためさらに土の部分がなくなります。
ひどい場合は草が生えるのが嫌だから家の周り全てコンクリートを打つ方もいらっしゃいます。
→→ 敷地内に土の部分が減ってしまう。。。
※本来地面に浸透するはずの雨水が残り湿気を帯びた土地になる。
2 敷地いっぱいの家のため、隣の家とも近くなり、プライバシーの配慮が必要
→→ 光や風が取れないことなど問題が多い
3 屋根の軒出が短く、隣の家との距離も近くなっている為、風の対流が起き雨水が外壁に飛んでくる
→→ 本来雨が当たらない外壁部分にも雨があたる
このように、1・2・3どれをとっても家の寿命を縮めてしまうのです。
と言って広い敷地を購入する事はコストもアップしてしまいます。
敷地に限りがあるのは当然ですが、敷地条件を読み、家が傷みにくい工夫をするとさらに長持ちの良い住まいになると思います。