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突き刺さる鳥居

前回の窓同様、建築設計がいい加減だったために現場で起こる問題は多々あります。
「大手住宅メーカーなら大丈夫」みたいな過信は禁物です(業者の大小は関係無し)。
法定条件を満たしていても、現地状況を熟知しておかないと後悔することになるかも。
今日は敷地内の配置計画の中に潜んでいた失敗の一例です。

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写真は鳥居の角が家に突き刺さっているかのようですね。
明らかに鳥居の方が先に建ってたはずなので、無茶な設計だと思う通行人もいそう。
施主さんの名誉のために書きますが、決して悪気でこうされたのではありません。
敷地は広いので、1mくらい離して建てても問題なく建ってた大きさの家でした。
でも建物の基礎が出来てしまってから鳥居とぶつかることに気付いたそうで・・・
要するに設計側のミス。結局設計変更で部屋も軒も縮めて現状に至ったようです。

本当のミス原因は分かりませんが、少なくとも鳥居の認識不足はあったのでしょう。
ありがちなのが配置計画を敷地の現況平面図の情報だけに頼り過ぎたケース。
設計者が事前に現地で地面より上の空間も見ていれば、本来起こり得ないミスです。

見落としたのが鳥居というのは珍しいですが、身近で注意すべきものはいろいろ。
よく見落とされるのが隣接地の建物の軒、樹木、電線などですね。
「家の設計は敷地を立体的に見とかないとダメですよ」という当たり前のご忠告。

 

さて、察しのいい方は同時に疑問に思われたかもしれません。
「鳥居がある神社の敷地と、家の敷地との境界線は実際どうなっているの?」と。
そう。実はそもそも大昔から鳥居の先っぽが家側の敷地にはみ出しているみたいです。
つまり神社側に問題ありかもしれませんが、神様相手に私が説教する訳にも・・・
もし機会があったら聞いてみようかな(笑)。
でもこれがたとえばお隣さんの家の軒だとしたら? 穏やかでいられますか?
境界と越境建物の問題も、お近くの我々土地家屋調査士に相談してみてください。

 

★『窓にも注意』 http://www.jyuikulife.com/4559.html