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建物の認定要件《定着性》

登記の対象となる建物の認定要件をご存知ですか?
それは「定着性」「外気分断性」「用途性」(「取引性」を加えて4つ)です。
今日はこの内の「定着性」にまつわるお話を。
難しくないけど、結構大事ですよ。

「定着」とは、建物が土地に固定され、永続的に存在していること。
住宅を例に言えば、コンクリートの基礎の上に作られた建物は全て該当します。

(古民家は束石に乗ってるだけですが、容易に移動できないので定着性あり)

 

では質問。
物置はどうでしょう。例えばこの物置↓の定着性は認められますか?

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そう。正解は「Yes」です。しっかり基礎がありますからね。
他の3条件も満たしてるので、登記すべき物置です。

じゃあ次の物置↓はどうですか?

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正解は「No」です。注目はやはり基礎部分。
コンクリートのブロックを並べて、その上に市販の物置を置いてるだけ。
こういうのは登記はできません。つまり固定資産税もかかりません。

ちょっと判断が難しいのは、上の2例を足して2で割ったようなタイプの物置。
物置だけじゃないですね。離れの勉強部屋を作ったりする場合も要注意です。
もちろん大きさ次第では安全面からもしっかり基礎をした方がいいのは当然です。
でも後で思わぬ固定資産税がかかってしまい、「わぉ!」…なんてことがあります。
しかもそれがもし地目が畑の隣地に跨ってたら、農業委員会からもレッドカード。
対処として分筆→農地転用→地目変更登記もするよう迫られ、多額の出費が…
(実際にそんな事態になってから、ご相談に来られる方がいらっしゃいます)
陥りやすいのは、日曜大工で作る人(DIY自体は私も好きで大賛成なんですが)。
本物の大工さんとかも自宅の庭に自分で立派過ぎるのを建てちゃったりして・・・
プロに外注される場合も、なかなかそこまではアドバイスしてくれないかも。
物置やプレハブ小屋を建てるなら、登記への影響も考えてからにしましょうね。
判断が難しいケースは、お近くの土地家屋調査士に事前相談するのもお勧めです。