Skip to content

木の本当のコト

IMG_0630

【人口乾燥材】と【自然乾燥材】の論議を長年してきました。
この論議は決着がついた気がしています。
そして【自然乾燥材】の比率が増えてきました。

昨今の住宅は高気密・高断熱化されるケースが多いため、
自然乾燥材では気密性が損なわれるため、人口乾燥材の方がいいとされてきました。

(国産材と輸入材の論議は コチラ

【自然乾燥材】の短所は
・プロが目利きをしないと仕上がり状態を把握出来ない
・乾燥にとても時間がかかるためしっかりとした材木屋が必要
そして長所は
・乾燥には長期間を必要とするが、乾燥コストはかからない
・色艶や香り、木の特徴である吸放出性能を損なうことがない
・経年変化で木材の強度が増す

一方【人工乾燥材】の長所をあげると、
・自然乾燥において発生する損傷を抑えることができ、製品化において無駄が少ない。
・短時間で大量に乾燥材を作ることができる。
短所は
・木の特徴である色艶や香り、木の特徴である吸放出性能が低い
・経年変化で劣化する

これらを総合的に考えると
1、技術の低い「作り手」場合【自然乾燥材】の利用は適さない
2。「住まい手」にとっては【自然乾燥材】を望む場合が多い

と言うコトが言えます。
ですから
ハウスメーカーは「木の本質」に触れることは嫌い
職人を活かした住宅をしたい「作り手」は【自然乾燥材】を好むことになります。

私は「職人が活躍することこそが地域の活性化」に繋がり
それは自然と「住宅の長寿命化に繋がる」と考えています。

「木のソムリエ」はそれを「住まい手」に伝える役割を持ちます。
いよいよ・・・6月から第2回目の「木のソムリエのイベント」が始まります。

 IMG_0629

Author Profile

井上 幸一
井上 幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。