木のほんとうの名前…

木のほんとうの名前…

輸入木材の中で、日本で最も流通しているものに米松(ベイマツ)と呼ばれるものがある。梁などの横架材に松の変わりに使われている木材ですが…実は、松と付いているが実は松ではないのです。

その正体は、北米大陸でカナダのブリティッシュコロンビア州からカリフォルニア州にかけて分布しているダグラスファーと呼ばれている木です。

日本に生育している樹種として近いものはトガサワラとなります。

学名はPseudotsuga menziesiiで前者は「ヘムロックに似ている」という意味で、米栂(ベイツガ)と呼ばれるヘムロックとは木肌は明らかに違うが丸太では区別が付かない事から名付けられたようである。

ダグラスファーはクリスマスツリーとして有名な木でファーは日本語ではモミの木と訳されています。

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米松が初めて日本に入ったのは1854年のペリー提督が幕府に送ったのが最初とされ、1923年(大正12年)の関東大震災後に本格的に輸入が開始され、第二次世界大戦中は休止されたものの、戦後の復興期に戦中時に乱伐された国産材が成長するまでの代替材として輸入が再開され現在も続いています。

国産の松が無いので米松を使うのは仕方ないとしても、多くの工務店さんや設計士の方が松だと思っている所に問題はあるのではないかと思います。

間違えやすい名前の付け方もそうですが、しっかりと本当の情報をユーザーに伝えたいですね。

Author Profile

川上 幸生
川上 幸生
川上 幸生(かわかみ ゆきお)
1967年1月15日 大阪出身

二級建築士
愛媛県木造住宅耐震技術者
インテリアコーディネーター
照明コンサルタント
住宅断熱施工技術者
下水道責任技術者
古材鑑定士
古民家鑑定士
伝統資財施工士
住宅建築コーディネーター

大阪でお菓子会社にて商品開発やパッケージデザイン、
デパートのショーウィンドウや店舗の設計施工を経て
現在は愛媛に移住して今までの経験を活かし人に優し
い本物の家づくりを目指し「お客様に感動をあたえる
家づくり」を心情に住宅の設計やデザインをメインに
活動中。

主な活動
厚生労働認可財団法人職業技能振興会認定資格 
古民家鑑定士伝統資財施工技術士 教本執筆並びに講師

一般社団法人住まい教育推進協会 会長
株式会社アステティックスジャパン 事業統括本部長
愛媛インテリアコーディネーター協会 会長
四国中古住宅流通活性化協議会 理事
全国古民家再生協会連絡会議 事務局長
ケイズデザイン二級建築士事務所 代表

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