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姉歯物件は東日本大震災でビクともしていなかった

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もう今から9年前。「耐震強度偽装事件」 建築会社「ヒューザー」。
そのヒューザーの小嶋進社長が国土交通省に規定されている耐震強度をごまかしていたことを知りながら、 販売を続けていた、つまり、詐欺だ、という事件であり、後にこの耐震偽装事件の「黒幕」と報じられるのは、 当時の1級建築士、姉歯秀治氏だった。

一連の耐震偽装事件は発覚当初は耐震強度偽装が組織的ともみられていたが、 公判では「姉歯秀治 一級建築士による“個人犯罪”」だったことが明らかになっている。 東京地方裁判所は姉歯秀治氏に懲役5年、罰金180万円の実刑判決を言い渡し、 川口政明裁判長は「自分が圧力を受けた犠牲者であるかのように演じ悪質」とした。 この様な事件。日本中を激震させたものでした。 賛否両論あるものの、一般消費者からすると、ここまで問題になった案件は心配そのもの。

マスコミなどのバッシングに関しては下記のサイトにて見て頂きたいと思いますが、

⇒ http://spotlight-media.jp/article/50466214100990319

ここからは、上記リンクから抜粋ですが、 日本には未曾有の大災害が襲い掛かった。2011年3月11日。東日本大震災。 東北沖を震源とした1000年に1度の大災害は日本人のあらゆる思考パターンや文化を変えるに至った。

東北が震源地ではあったが、当然、関東地方もかなりの揺れを経験することとなる。

しかし、みんなが忘れそうになっていた事実があった。

そう。姉歯物件だ。 当時、震度5か6でパターンと倒れると報道された姉歯元1級建築士が設計したマンションは果たしてどうなっているのか?! 答えは… ビクともしていなかった。 当時、姉歯氏はこう語っている。

「耐震に関してはかなりの強度を保っておりますし、震度7や8にも十分耐えられるはずです」

そう、関東地方にある姉歯物件は実はフジテレビ関係者も住んでいた。
お台場にあるフジテレビ本社にはかなり交通の便の良い所に姉歯物件が存在するのだ。
ちなみに、それらの姉歯物件だが、少なくとも僕の知る限り… 1棟もヒビ一つ入っていない。
要は姉歯氏の言っていた言葉の方が正しかったのだ。

国土交通省省の定める耐震強度がそもそも、あまりにも強すぎる設定になっているだけで、 姉歯氏の計算通り、1000年に1度の地震が来ても、彼らの物件やマンションはビクともしなかったのだ。 ルールを破っているので、罰される必要はあるものの、本当のコトはテレビなどでは解らないことが沢山あります。

今回、何が言いたいかというと 日本の伝統的建築である「古民家」も同じことが言えます。

「建築基準法に基づく現行の耐震基準は、昭和56年6月1日に導入され、阪神・淡路大震災では住宅・建築物の倒壊による 大きな被害が見られました。 特に新耐震基準が導入された昭和56年以前に建築されたものに大きな被害が発生しました。」と伝えられています。

古民家の定義は、築50年を経過した木造住宅になりますので、今から遡ると昭和39年。 建築基準法が昭和25年に制定され、戦後復興から高度成長期の住宅需要に合わせ今までの木造住宅を「在来工法」、 建築基準法前からあった構法が「伝統構法」と呼ばれています。

なので、一概に古民家全てが日本の伝統建築であるというとそうではありません。

昭和25年前に伝統構法で建てられた「柔」な古民家は、案外今でも残棟しています。

振り返ると、長い歴史の中で自然災害がなかったことは皆無です。。

その中で、今でも受け継がれる古民家は理に叶ったものがあるだろうと思います。 まだまだ、古民家は古いから危ないや適切な改修やリフォームがおこなわれず、改修・リフォーム後に短命になってしまう家も少なくありません。

古民家は、地域の宝。日本の宝。だと思っています。

多くの先人達の知恵や技術を駆使し豊富な地域の木材を活用した地産地消の家づくりであり、 お客様を中心とする間取りは今では概ねなくなった形式です。 「お・も・て・な・し」 この言葉を覚えていますか?

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滝川クリスタルさんが東京オリンピック招致する際に全世界に発信した日本の心です。

しかし、日本に「お・も・て・な・し」を理解している方がどのくらいいるのだろう。 そんな感じがします。 古民家は地域の宝・日本の宝でもあり、日本の美学が多く詰まっているものです。 壊し捨てるのは簡単です。

しかし、二度と手に入りません。 古民家をお持ちの方で活用法や古民家を売りたいと言われる方はお気軽にご連絡下さい。 そして来週の月曜日は全国の古民家再生協会 理事長・支部長会が開催され、 多くの国会議員の代議士の皆様や省庁のお集り頂きます。 時代が変わった来た。

そんな実感をしています。 ひとつの力は小さくとも、志同じくするものが相集い合うことで、動かせることがあります。

未来に残そう日本の家「KOMINKA」

古民家再築/新民家 ⇒ http://www.g-cpc.org/pre-green

Author Profile

河野公宏
河野公宏
KOMINKAを世界共通語に!

【古民家ネットワーク本部】
株式会社アステティックスジャパン 代表取締役社長
(旧:株式会社ヴィンテージアイモク)
【全国古民家再生協会連絡会議】
事務局:一般社団法人住まい教育推進協会 事務局次長