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家は「大壁造」か?「真壁造」か?

木造住宅には大きく分けて
「大壁造り」と「真壁造り」があります。
解り易く言えば「柱(構造材)が見えるか見えないか?」です。
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よく
・真壁は柱に節が有ってはいけないから高くつく
・壁は土壁・塗り壁になるからクロス貼りでなく高くつく
・大工・職人手間が高くなる
と言う人がいますがそれは嘘です。
柱に節が有っても柱を見せてもいいですし、真壁でクロスを貼る
ことは多く有ります。手間は若干真壁の方が掛かりますが、
そう気にする程では無いと思います。

また「真壁は和風」と言う人もいますがそれも間違いでしょう。

wasitukaberei

 

但し現在の「建築基準法」は基本「大壁造」を想定していますから
耐力壁を設ける必要が有りますから、設計段階で少し面倒かもしれません。
しかしながら「真壁造」には大きな利点が有ります。
wasituosame

「家が長持ちする」のです。
逆に言えば「大壁造の家は長持ちしない」とも言えます。
それは「メンテナンスの容易性」からです。

大壁造は「構造材をみることが出来ない」ので
メンテナンスの方法が「壁をめくって確認する」以外無く
定期的にメンテナンスすることは実質不可能です。

実際、家をリフォームする時に
「壁をめくってみたら
 柱がシロアリにやられていたので取り替えなくてはなりません」
という例は多く有ります。
すなわち「プロでも解らない」のです。

車で例えると「ボンネットの開かない車でメンテナンス不能」です。

あっ!!
「大壁造は温かいし涼しい」という人もいますが・・それも間違いです。
また次に書きますね。

Author Profile

井上 幸一
井上 幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。