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実家と父

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新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

私の実家は北海道の新興住宅地…でした。今では築40年となり、あちこち傷んできています。ある大手のハウスメーカーで営業として働いていた父はがむしゃらに、自分の信じる道を進み、そこのメーカーで家を建て、

自信をもって営業をしていたそうです。

それが、39歳の頃、また別のハウスメーカーに転職したのでした。引き抜きにあったと言っていました。

そこでみた工場で組み立てて、現場で組むという工業化された住宅はこれから主流になると実感し、また自分の信じる道を突き進み、10年前、定年退職したのでした。

現役時代突っ走った反動からか、今では余生を静かに過ごしています。

現役時代の父とともに静かにわが家を見つめていた実家はゆっくりと、しかし確実に傷んできています。

今も昔も、メンテナンスをしていない家は目に見えるほどに朽ちてしまい、30年という時を経てしまうと建て替えた方が…となってしまいます。実家も…

そんな今父は71歳。『俺の寿命はあと10年』と言っていました。

これから家を建て替えるような余裕はありませんし、私の兄弟は3人が3人とも独立して家を建てました。

こうした現実を見ますと、家を建てる事は借金をして払い続ければ何とかなるものだと思うのですが、家自体が限界を超え、住み続けることと自分の人生の閉幕とを考えますと、いよいよわが家に迎え入れる時が来たのかと実感します。

その父は『(人生80年と考えると俺の人生は)残り10年、有意義に過ごしたい』と言っていました。