リフォームにも土壁を…

リフォームにも土壁を…

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土壁って見たことありますか。
古民家はほとんどが壁に土を塗って仕上げてあります。
今でこそ土壁の家が少なくなりましたが以前は地域の住民が共同作業で行ってました。
その地域の風土により、より土の特性を生かすために塗る時期までも考慮し
作業の時期までも変えたりしてたようです。

土壁には基本的に藁を練りこんで寝かせます。
壁の補強や亀裂を防いだり曲げ強度の向上、塗る時の作業性の向上にもなります。
藁を練りこんで直ぐに塗ることはしません。
練りこんだ藁が腐り、藁の繊維質が土と馴染み粘りのある土へと変貌します。

古い土でも新しい土を入れ混ぜることで再び良い土になります。
こうした土壁を塗る職人を左官と言います。
左官という言葉は宮中の営繕を行う職人に四等官の主典として出入りを許したからという
説があり、実際に左官という言葉が使われだしたのは桃山時代らしい。
一方、木を扱う木造建築の職人「右官」と言い「左官」と対になってます。

今回は新築するのでなく、古民家再築としてリフォームします。

Author Profile

井上 静夫
井上 静夫
1955年、福岡県八女市生まれ。中学卒業と共に、大工の修行に入る。6年の修行の後地元八女に戻り工務店で働くこと10年。その間1979年に2級建築士を取得、建設科、建築科の職業訓練指導員となる。1985年建設業の許可を取得井上建築を開業する。自然素材に特化した家造りを手掛ける。1997年には労務管理士、1999年被災建築物応急危険度判定士を取得、2005年下横山神社、仏閣建築に関わり委員会より表彰、2010年古民家鑑定士、伝統資財施工士、古材鑑定士、古材活用士となる。現在も自然素材に拘った家造りを行っている。

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