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「古材の日」に…

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11年になろうか
一国一城の主たるや一大決意で我が家を建てると決めました。
当時は土壁の家が珍しくなってきてた頃です。
周りはシステム化された短期間で建つ家がめだってたのを覚えてます。
いずれ我が家は自分の手で立てるという夢を抱いたのは15歳のころです。

進学する子が多い中誰が何と言おうと大工になるんだ!
そう言って一人棟梁のもとへ… 45年前のことです。

当時は機械が今のように少なく手刻みが主流で労力を要してました。
こんなに体力がいるものかという実感がありました。
墨付けから切り込み、そして組上がるまでの流れを体感するともう何とも言えない
大工としてのだいご味を感じました。

40にしてようやく夢が形に…
棟梁の教えを駆使しての我が家づくりができたのです。
古材をできるだけ使うということに拘りました。
近所からは、あの大工は「古材で家を建て始めたぞ」
そんな声にも耳を傾けることなく一年かけて完成

小屋組にも古材、構造材にも古材、古材の家が建ちました。
真黒い材での家が皆の目を印象付けたのは覚えています。

今日は「古材の日」
今日の日に当時をかみしめて思い出しています。

Author Profile

井上 静夫
井上 静夫
1955年、福岡県八女市生まれ。中学卒業と共に、大工の修行に入る。6年の修行の後地元八女に戻り工務店で働くこと10年。その間1979年に2級建築士を取得、建設科、建築科の職業訓練指導員となる。1985年建設業の許可を取得井上建築を開業する。自然素材に特化した家造りを手掛ける。1997年には労務管理士、1999年被災建築物応急危険度判定士を取得、2005年下横山神社、仏閣建築に関わり委員会より表彰、2010年古民家鑑定士、伝統資財施工士、古材鑑定士、古材活用士となる。現在も自然素材に拘った家造りを行っている。