一般的な建築工法について。

一般的な建築工法について。

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骨組みに木を使うものとしては木造軸組工法と木造枠組工法の二種類があります。

 

1,木造軸組工法=伝統構法や在来工法は柱や梁などの骨組みに木材を使用。

→建築後50年を経過すれば古民家となる。

大工の技量により品質にばらつきがでる。日本の気候風土に合わせて進化してきた工法で、間取りの自由度や増改築などが用意におこなえる。

 

2,木造枠組工法(もくぞうわくぐみこうほう)=ツーバイフォー工法と呼ばれる枠組みで壁や床を造り組み立てるアメリカから導入された工法で木造軸組構造より地震に強いとされる。

木質パネルを使用したハウスメーカーの商品などもある。

木造軸組工法は1日で屋根の形まで作られるが、ツーバイフォー工法は1階床から順番に造り上げるため途中で雨が降ると構造材が濡れる。大工の技量に関係なく安定した品質が得れる。しかし間取りの自由度は低い。

 

 

骨組みが木でないものはハウスメーカーでよく採用されているプレハブ工法や規模の大きな住宅で用いられる鉄筋コンクリートや鉄鋼造などがある。

1,プレハブ工法=軽量鉄骨などを使い工場で生産され現地で組み立てられるもの。柱や梁などの構造体が6ミリ以下の厚みの鋼材で構成される。

集成材と呼ばれる木材を加圧接着した構造材で作られるプレハブ住宅もある。 工場での大量生産で一定の品質を確保でき、また工事期間も短くて済む。しかし、規格化されているがゆえ間取りや寸法の自由度は低く、他社の住宅は構造が不明なため、部材の調達ができないなど建てた会社以外ではメンテナンスができない。

 

2,重量鉄骨造=6ミリ以上の厚みのある鉄骨を使いハウスメーカー以外でも広く建てられている工法。鉄骨部分が熱橋(ねっきょう)となり、断熱に関しては不利。北海道などの寒冷地にはあまり向かないとされる。木造軸組工法と同じく、柱や梁で骨組みを造る構造をラーメン構造といい、ラーメンとはドイツ語で枠という意味。木造住宅などに比べコストは掛かるが間取りの自由度は高い。

 

3, 鉄筋コンクリート造=RC造と呼ばれ、コンクリートに鉄筋を入れて柱や梁、床などを造る。コンクリートの圧縮強さと鉄筋のしなやかさを併せ持ち、耐震性、耐久性に優れている。重要鉄骨と同じくラーメン構造で建築される場合と壁に強度を持たせる壁構造で造られる。規定通り施工されれば非常に頑強な建物となるが、ばらつきが施工により出やすい。間取りの自由度はラーメン構造であれば、柱の位置を考慮することで、間仕切りは自由だが、壁構造の場合は自由度が少なく、後のリフォームは困難である。

 

Author Profile

川上 幸生
川上 幸生
川上 幸生(かわかみ ゆきお)
1967年1月15日 大阪出身

二級建築士
愛媛県木造住宅耐震技術者
インテリアコーディネーター
照明コンサルタント
住宅断熱施工技術者
下水道責任技術者
古材鑑定士
古民家鑑定士
伝統資財施工士
住宅建築コーディネーター

大阪でお菓子会社にて商品開発やパッケージデザイン、
デパートのショーウィンドウや店舗の設計施工を経て
現在は愛媛に移住して今までの経験を活かし人に優し
い本物の家づくりを目指し「お客様に感動をあたえる
家づくり」を心情に住宅の設計やデザインをメインに
活動中。

主な活動
厚生労働認可財団法人職業技能振興会認定資格 
古民家鑑定士伝統資財施工技術士 教本執筆並びに講師

一般社団法人住まい教育推進協会 会長
株式会社アステティックスジャパン 事業統括本部長
愛媛インテリアコーディネーター協会 会長
四国中古住宅流通活性化協議会 理事
全国古民家再生協会連絡会議 事務局長
ケイズデザイン二級建築士事務所 代表

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