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独り立ちって?

独り立ち(一人前)って?
例えば、棟梁は一定の期間の修業を終えると独り立ちをさせます。
これは決して一人前を意味するものではないのです。
つまり、基本的考えができるということです。

大事はここにあるのです。
基本ができれば後はより技を磨く期間を与えてくれただけ
そこからがホントの修業なのです。
基本なくして一人前はあり得ないのです。

修業時代は人造りを叩き込んだだけに過ぎない。
基本を守って経験を積んでこそ「一人前」
わが子を崖から突き落とす思いこそが試練でありホントの修業なのかもしれない。
不安で心配だからこその試練なのかも
きっとそうに違いないのです。

そして、独りで家を建てることができた時が
ホントの「一人前」なのです。
それこそが独り立ちと言えるのです。

棟梁は家を建てれる大工を育てるのも当然
その前に人としての思いやりを家に卓せるかがもっと大事なのです。
棟梁は、それができる人間だと確信した時「独り立ち」の切符を渡すのです。

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Author Profile

井上 静夫
井上 静夫
1955年、福岡県八女市生まれ。中学卒業と共に、大工の修行に入る。6年の修行の後地元八女に戻り工務店で働くこと10年。その間1979年に2級建築士を取得、建設科、建築科の職業訓練指導員となる。1985年建設業の許可を取得井上建築を開業する。自然素材に特化した家造りを手掛ける。1997年には労務管理士、1999年被災建築物応急危険度判定士を取得、2005年下横山神社、仏閣建築に関わり委員会より表彰、2010年古民家鑑定士、伝統資財施工士、古材鑑定士、古材活用士となる。現在も自然素材に拘った家造りを行っている。