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古材を活用する

COP21で「パリ協定」が合意されたことに伴い

「炭素価格」が脚光を集めています。

「炭素価格」とは

要するに温室効果ガスの排出に伴う環境コストを顕在化させることで、

その排出者に排出削減を実施するためのインセンティブをつける仕組みです。

山本公一環境相は

温室効果ガスを価格換算して排出削減につなげる

「炭素価格」制度の導入を明言しています。

森林の木々は、

光合成により大気中の二酸化炭素(CO2)を吸収し成長します。

その光合成で吸収した二酸化炭素は、炭素(C)として取り込まれ、

ブドウ糖となり、幹や枝、葉など樹体を形成します。

言い換えると、樹体内には炭素が貯蔵されていることになります。

さらに、樹木が伐採されて、

木材として使用されている間も貯蔵されたままです。

大気中から吸収したCO2が木材から大気中に放出されることはありません。

結局は、身の回りに木製品が増えるほど、大気中のCO2を減らすことになり、

温暖化防止に役立つことになります。

この効果は木製品が廃棄されて燃やされるまで、ずっと有効です。

ただし、燃やした時点で、CO2を放出します。

木造住宅(木の家)は、

森林と同じように二酸化炭素(CO2)を固定したままなので、

「都市の森林」「第二の森林」などと言われます。

同じ理由で、木材は「炭素の貯蔵庫」「炭素の缶詰」などと言われます。

丈夫で長持ちする木造住宅や家具を造り、

使っている間は大気中の二酸化炭素(CO2)を減らしていることになります。

化石燃料の消費により、大気中の二酸化炭素が放出され、

温暖化が進行している現在では、

木造住宅をはじめとした木製品を身の回りに増やすことが

温暖化の進行を阻止することになります。

木材(木質系材料)は使用しながら

大気中の二酸化炭素を減らす可能性を持つ唯一の資源です。

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「古民家再築基準」が求められつつある中

次の目標は「古材のエコポイント化」です。

持続可能な循環型建築社会の創造へ・・・・・

【古民家再築】【新民家推進】【古材活用】は有効な手段です。

Author Profile

井上 幸一
井上 幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。