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~生活者は未来を見とうせない~

平成29年2月6日札幌会場 住教育セミナー講演録
講師 ミサワホーム綜合研究所 富田晃夫氏
会場  わくわくホリデーホール第4会議
参加人数19名

五感能力を伸ばす­「ホームコモンズ」という考え方をご存知でしょうか?
「コモンズ」とは、みんなが集まる場所や集会所のことです。
大学や図書館では、その考えを採用し、共同作業をしたり、
お互いに刺激し合いながらそれぞれの勉強に励んだりすることもできる
「ラーニングコモンズ」という空間が増えています。

この空間を住まいの中に採り入れたデザインが「ホームコモンズ設計」です。
これは「子どもの成長に合わせて学びの空間も段階的に変化させる」ことです。
子どもの思考力への刺激、親子の触れ合いや対話を重視して
住まいのあり方を変化させていきます。
これからの子育て世代の家づくりをリードする住まいの考え方になると思います。

私は「ステージごとに何が起こり必要になり注意擦るのか想像し提案」
すること
が大切だと考えています。
リビングやダイニングを上手に活用し、
「乳児期」「幼児期」「児童期」「青少年期」と
4つの成長ステージに合わせて、「学び空間」をデザインしていきます。

それぞれの興味・関心に家族それぞれの定位置をつくり、
仕事や学び、創造などを通じて理解が深め、
それぞれの成長やコミュニケーションを高めます。

それと合わせて家族全員で「学びや趣味」を楽しむ空間もデザインします。
子どもはふれあいながら思考力を高めます。
家族それぞれの興味がわかる「ヒストリカル・ライブラリー」、
それぞれ自分の居場所となる「ファミリー・リザーブシート」、
ちょっと休憩できる「ワーク・ラウンジ」
社会が求めているものは急激なスピードで変わっています。

家庭内でもその住まい方は変わっていくものだと思います。
住まい手自身が学ぶこと、住教育の中で充実した住空間である
「ホームコモンズ」という考え方を考えて頂きたいと思います。

 

Author Profile

井上 幸一
井上 幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。