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〜住教育から考える地域力〜

平成29年3月17日金沢会場 住教育セミナー
講師 ハイアス・アンド・カンパニー 矢部智仁氏
会場  金沢勤労者プラザ
参加人数 15名

家には「手を入れる」という観点を忘れてはなりません。
その理由は「家族の資産である」からです。
今は「場所に価値」がありそれにプラスして「その家」の価値の時代です。
自分自身の資産形成の為に「土地の価値」だけでなく
「住宅不動産の資産価値を意識すること」が大事であり、
私が「住教育」を進める理由でもあります、

よく「相続で兄弟がもめる」ケースがあります。
それは「住宅」が「評価しにくい」「分けにくい」「換金しにくい」からです。
これから国は「ストック型社会にする」と言います。
住宅は最大の資産なのに「金融資産」しか勉強しないのは間違いです。
「家を資産として捉える」ことが大事です。
「家は引き継ぐ意識を強く持つ」教育を推進していかなくてはなりません。

「敷地に価値なしエリアに価値あり」と言われます。
例えば、地方の安いビルでもドラえもんの力を借りて、
そのビルを銀座に移すと価値が上がります。
そのエリア全体の価値をあげれば家は価値が上がります。

今は「地方創生」と言われ「住宅の価値を上げるチャンス」の時代です。
都会の真似をする時代から、業界発想を変え、地方の問題を解決していくこです。

欧米の都市デザインで普及始めた考え方に
Light(軽妙に)、Quick(素早く)Cheap(手軽に)という考え方があります。
まず「壁を綺麗に塗ってみる」からスタートしてみてはどうでしょうか?
築き上げてきた資産を有効に使うストック型の考え方です。

消費者の志向、地域や個人の多様な価値観をくみ取り、
地域のコト、すなわち生活・暮らしに関わっていくことが
住宅ビジネスに求められています。
これから「建築業と不動産は一体」となり
「地域の残された資源を有効に活用する」ことで
「地方活性化」の流れが生まれると思います。

「住宅を資産として残すこと」そんな時代がくると思っています。

Author Profile

井上 幸一
井上 幸一
2001年 持続可能な循環型建築社会の創造を目指し古材FC事業を立ち上げ全国展開を開始する。
古材の利活用から古民家を地域の宝と捉え古民家の利活用をおこなうための事業として古民家ネットワークを創設。
「古民家鑑定士」「伝統再築士」を始めとする資格を創設し全国各地で古民家を取り扱う人材育成に力を入れ、古民家鑑定士は全国に1万人を超す。

現在は、古民家の安心と安全を担保するために基準を創り、ソフト面とハード面を兼ね備え全国各地で講演活動を実施している。

また本年、「内閣官房歴史的資源を活用した観光のまちづくり専門家会議専門員」として全国各地の地方自治体のコンサルティング活動も行う。

古民家ツーリズム推進協議会事務局長として、全国で古民家ツーリズムの推進もおこなっている。